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無料のおもしろネタ画像『デコじろう』用アイコン02 隠された魅力   

総合政策学部 国際政策文化学科 3年 佐藤 希

『子ども放送局』の魅力は、番組の中で大人に投げかける意表をついた質問や、子どもたちの自然な表情や行動の面白さだ。しかし番組からではわからない、一緒に活動する大学生にしか味わえない魅力がある。レポートをするうちに子どもたちがどんどん成長していくことが感じられることや、それを見て大学生の自分も変わる事ができることなど挙げていけば、きりが無い。

昭島市立つつじが丘南小学校の六年生の生徒とは、昨年十一月に産業まつりをレポートした番組を制作していた。二月に実施された今回の撮影は二回目で、昭島の町にある面白いものをレポートするというものだった。『多摩探検隊』の撮影とは違い、初めて撮影をする子どもたちを連れて、初めて訪れる祭を取材するという難しさがあり、コメントが思いつかない子どもと一緒に言葉を考えるなど、大学生が指導する場面が多々あった。今回の撮影も事前に段取りを入念に考え、子どもたちを引っ張っていこうと意気込んでいた。

三ヶ月ぶり再会した子どもたちは、三月に小学校を卒業するとあって、服装や顔つきが十一月の時よりも少し大人っぽくなっていた。しかしすぐ騒ぎ出したり遊びたがったりするところは、やはりまだ小学生っぽさを残していた。取材先の琴職人さんに質問したいことを事前に考える作業では、子どもたちが率先してアイディアを出し、大学生から紙とペンを奪って三〇個以上も書き出してしまった。

撮影に入ると、産業まつりの時とはまるで異なり、レポートやコメントが格段に上手くなっている事に驚いた。普段大学生がレポーターを務めるときでも、事前にディレクターと話し合い、撮り直しを何回かするものだが、今回の東京琴のレポートはほとんどが一回目のレポートである。産業まつりの時にはなかなかコメントが思いつかず、カメラの前で戸惑っていたのが、三ヶ月後の撮影では感じたことを自分の言葉で表現できるようになっていたのだ。インタビューをする時も、前回は話を聞いている最中に集中が途切れてしまったりしていたが、まっすぐ職人さんの顔をみて話を聞き、すぐにコメントを言うことができた。始めこそ職人さんを前に緊張していたが、琴作りについてのインタビューを続けるうちに自信を持った表情に変わり、アドリブで質問をしてしまうくらい積極的に取材をし始めたのだ。子どもを指導しながら撮影をするつもりが、実際には小学生がどんどん質問をして撮影を進めていた。この三ヶ月の間に、そしてこの撮影の間に、子どもたちは止まることなく成長していく。撮影が終わる頃には、子どもとして接するのではなく、ともに取材をする撮影クルーとして小学生と接する自分がいた。

子どもたちは大人とは比較にならないスピードで成長し、周りのものを吸収していく。彼らを見た後に自分のことを振り返ると、もっと自分を育てなければと反省してしまう。子どもの成長を目のあたりにすると、自分のことがよく見えてくる。自分を省みる機会があるのも『子ども放送局』の魅力の一つなのだ。
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by tamatanweb | 2008-05-01 00:00 | 昭島子ども放送局