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無料のおもしろネタ画像『デコじろう』用アイコン02 演出と編集の難しさ、そして感動を知った「清瀬子ども放送局」   

総合政策学部政策学科二年 大塚脩平

 今回、私はFLP松野ゼミの「清瀬子ども放送局」のディレクターを務めた。「清瀬子ども放送局」とは、清瀬ジュニアリーダーズクラブ(以下JLC)という清瀬市が運営する小・中学生育成団体と松野ゼミが定期的に制作している番組だ。この活動が私のゼミ活動の第一歩となった。

 今回の企画は、「野菜収穫とうどん作り体験」。都内有数の生産量を誇る清瀬の「野菜」と小麦栽培が盛んだったことから郷土料理として親しまれている「うどん」の2つを組み合わせた企画である。JLCの子ども達二十一人が、野菜を収穫し、うどんを作って、最後は「野菜のカテ入りうどん」を食べるという内容。この体験活動の様子を子どもたちがリポートし、番組を作ることが目的であった。スケジュールは朝から夕方まで分刻みだったが、1時間毎に休憩を取るなど子どもたちの体調に配慮しなければならない。そのため最初から、予定の時間通りにいくだろうかと不安で一杯だった。

 五月二十四日、ロケ当日。撮影がスタートすると、容赦なく時間が進んだ。私はディレクターとして子どもたちの演出をしなければいけない。開始早々から彼らにどう演出をすればいいのかわからず混乱した。当初の予定では撮影の都合上2グループに分かれ体験を行うはずが、子どもたちは皆いっしょにやりたがった。そのため、予定を変更して野菜収穫は子どもたち全員で行うことに。私は想定外の展開に混乱し、思うように演出できなかった。最終的に、子どもたちは活動を楽しんでくれたので、企画を立てた身として嬉しかった。しかし、撮れた映像が番組の素材として使えるのかどうか不安でならなかった。

 撮影した映像を見ると、やはり演出が不十分な所が多々あった。そのため、番組というパッケージにするには大変苦労した。それでも何とか一生懸命編集した。しかし、完成した映像を先生に見せたところ、「誰のための映像だ」と言われた。一番大切なのは、参加してくれた子どもたちのため、そして視聴者のために作るということに気付かされた。私の作った映像は自己中心的、自己満足的な映像であった。先生の言葉から初心に帰り、映像を再編集した。完成した映像を再度見てもらったところ、先生から「かなり改善された」と言って頂けた。その後、微調整を繰り返し作品は完成した。

 そして迎えた六月二十七日。作品を子どもたちの前で上映する日がやってきた。子ども達の反応が不安で、映像が再生されるまで笑顔が引きつっていた。でも、上映が始まると子どもたちの笑い声や歓声が上映ホールに響いた。その瞬間、目頭が熱くなった。苦労が沢山あった分、言葉に表せない感動があった。

 今回の活動を通して、多くの反省があった。一方で、演出方法、編集方法など、学びは沢山あった。そして、何よりも映像を編集していく途中で、子どもが本来持っている純朴さや面白さにも気づくことができた。撮影時に演出を十分にできず、事前の打ち合わせどおりにはいかなった。けれども、子どもたちはそれぞれの持ち味をカメラの中で存分に発揮してくれた。自然な姿を撮影できたことで、映像のリアルさが増しより面白くなった。私は子どもたちに助けられていたのだと思う。

 プロジェクトが立ち上って、事前打ち合わせ活動、撮影、上映会まで、4ヶ月間。振り返ってみれば予定通りにいったことなんてほとんどなかった。逆に、予定通りに物事が進んでいたら子どもたちの魅力には気付けなかったかもしれない。一見失敗だと思ったことも成功に変わる可能性を持っている。苦境の中で解決策を見つけることで、私は成長できたように思う。これからもゼミ活動を通して、より一層成長し続けたい。


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by tamatanweb | 2015-10-01 00:00

無料のおもしろネタ画像『デコじろう』用アイコン02 柴犬シバくんが作りだす小金井市で最もグローバルな空間   

総合政策学部政策科学科二年 渡邉紗千

 私は第一三五回多摩探検隊「多摩の名物店員・シバくんを追え!」の番組リポーターを務めた。番組では、私が「すずきたばこ店」という小金井市にあるタバコ屋さんを訪ね、そのお店で看板犬として活躍する柴犬の「シバくん」とそれを取り巻く人間模様についてリポートした。

 二年生になってゼミ活動をする中で、これまで何度か先輩方と一緒に事前取材に行ったことはあったのだが、いざカメラを使った撮影に挑むのは今回が初めてであった。そのためとても楽しみな気持ちもある一方で、「自分に与えられた役目をきちんとこなすことができるのだろうか」「リポーターとして番組に貢献できるだろうか」という不安のほうが何倍も大きかった。そのような心理状態でまずは、すずきたばこ店の場所やシバくんの情報を得るために駅前インタビューを始めた。リポートを初めて経験した私は、言葉が全くと言っていいほど出てこなかった。インタビューということで何を聞いて、どのような反応が正しいのかもよく分からず、相槌を打つことで精一杯であった。私は快くインタビューを受けてくれる多くの人々の優しさに安心し、先輩方の指導のもと駅前インタビューを何とか乗り越えることができた。駅前でのインタビューを終え、場所を移動し、すずきたばこ店に到着する頃には少し緊張もほぐれていた。

 すずきたばこ店に到着して、私たちを出迎えてくれたのはシバくんであった。ガラガラと店頭の小窓を開けてくれるその姿は何とも可愛らしかった。そして、その日一日シバくんと一緒に店番をしながらお店へやってくる人々へリポートを始めた。私たちが到着してすぐ、女性二人組のお客さんがやってきた。なんと彼女たちはインターネットにアップされているシバくんの動画を見てシンガポールから来たという。デジタル化の進展によって、小金井市の柴犬シバくんが、グローバルな存在になっていることに驚いた。まさにデジタル&グローバルの時代だと実感した。

 撮影は六時間にも及んだ。お客さんが来てはインタビューをする、という繰り返しだった。私たちはそこでたくさんの人たちに出会い、また見知らぬ人たちの間でコミュニケーションが生まれる瞬間に立ち会った。台湾からきた女性、メキシコから来た男性、国内からも多くのお客さんがやって来た。全くの他人同士がシバくんに会いに来るという同じ目的を持ち、シバくんを巡って、とても話がはずんでいた。小金井市の小さなたばこ屋さんで、グローバルな新しいコミュニティが出来ていることに驚き、そして心温まった。

 すずきたばこ店には「交流ノート」というノートが置いてある。そのノートは、シバくんに会いに世界中から訪れたお客さんのコメントでいっぱいになっていた。「大阪、滋賀、奈良から来ました!」と日本各地から訪れた人たちのコメントや、「シバくん頑張っていて偉いね!」とシバくんへ宛てられたメッセージもあった。また、「We love you Shiba Chan from England」「Ola! We came a long way just to see you from POLTUGAL, You are so cute!」など、日本語以外の外国語メッセージも数多くあった。

 店主の鈴木九子さんは「読めない文字もたくさんあるんですけどね…」と微笑まれた。シバくんの店番というお仕事については、「お客さんからは店番に見えるかもしれないけど、シバにとったら遊びの延長なんですよ。お客さんが喜ぶ表情を見て、シバも喜んでいると思います」。シバくんは周りの人々を笑顔にし、癒しを与えている。今や、小金井市になくてはならない存在になっていると思った。

 私はこの一日でコミュニケーションを取ることの難しさを改めて感じ、良い言葉が出てこないことへのもどかしさもあった。それでもこんな状態のリポーターに周りの人たちが「頑張ってね」と声をかけてくれたことが嬉しかった。それが私の小さな自信にも繋がったと思う。シバくんが作りだした小さなグローバル・コミュニティで、私はたくさんの人々の優しさに触れることができた。シバくんは、これからも小金井市というローカルな場所で最もグローバルな存在として頑張ってくれることだろう。


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by tamatanweb | 2015-10-01 00:00